出場台数は近年のカートレース冷えの風潮から見ると驚きのフルグリッド31台。
内訳はカートがメンバー共有とショップレンタルの「GT1」クラス20台と、新東京サーキット所有のレンタルカート「Birel N035」を借りてレースする「GT2」クラス11台。主催者が、他コースのスケジュールを睨んで設定した開催日も功を奏してたいへんな盛況ぶりです。
このコースが開催する他のレース日と違って一日1レースのせいか心なしか進行も緩い雰囲気でした。出場者のエンジンも4ストロークだけなので空気環境も非常にクリーンです。
スタートもスタンディングでゆるゆると。
スタート当初はリーダーボードにも残りわくわくします。
その後、普段の物腰は冷静そのもののメンバーがヒートアップして二度のペナルティを課されたり(爆)紅一点のメンバーが、トラック上を塞ぐように絡んだ二台を避けるために軽めのコースアウトをしつつ、決して最上では無いもののしぶとく、12位辺りと8位の間を上がったり下がったり。
後半、他車にトラブルや、速さゆえの一回多い燃料補給などが生じたおかげで何とか10位に入れました。被ったタイムロスを差し引くとあと5周ほどできたようです。今回使用したカートは車体エンジンともによく決まって楽しく走れました。まだ向上させる余地はありますがこのままでも充分ではないかと思わせるところもあります。
チームのメンバーが撮影してくれた動画 ↑ を編集しながら眺めていて少し驚いたことがありました。今回、私が最終ドライバーを務めさせていただいたのですが。ファイナルラップに前を走る、完全に出荷状態のエンジンで走るカートを抜いたのです。
順位に変化はないだろうと思ったんですが、エンジンパワーにモノを言わせてホームストレッチで抜いてあとは後ろなんか見ないでフィニッシュラインへまっしぐら。動画を眺めながらリザルトを見ていると。ん?。なんとこのパッシングで11位から10位に上がってました。順位争いだったんです。
抜いといて良かった~。
この日の表彰台。2位に我々と関連のあるAlmendoraが入ってます。おめでとうございます。次の機会にはぜひ我々もここへ、といきたいものです。
このレース、2012年度のこのシリーズの最終戦だったんですが、去年まではほぼ同じ仕様のカートで競われている別のシリーズの一部でした。そのシリーズも盛況でしたが、日曜日に開催したいシリーズ側のオーガナイザーと土曜日に開催したいコースの思惑やGT1クラスが、速さの上でさらに二つに分類できるような状態への見解が喰い違い独自開催の運びとなった経緯があります。その別のシリーズではGT2上位とGT1上位のタイム差が開きすぎてるうえにシリーズ側が、最終コーナーのシケインをショートカットさせてローリングスタートレーンを直進させてストレートスピードを上げる事を目的とした提案をしたりして内部的に少々混乱もあったようです。コースとしては、スペクタクル性向上だけを狙ってコースを変更できない事情もあり、有力なドライバーをレンタルカートで試走させるなどして危険性を示してこの提案は引いてもらったようです。
今年度シリーズからはずれて独自開催となりエントリーが集まるかどうかという不安もあったようですが杞憂に過ぎなかったようですね。
あとは純然たる観客の方がいらっしゃると我々も盛り上がりますね~。
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